2016/01/14
赤ちゃんの便秘
赤ちゃんは便を送り出す腸の力が弱いです。
なので少しでも便が固くなってしまうと上手く送り出すことができず、腸内に溜まってしまうことがあります。
便が固くなってしまうのは、ほとんどの場合、水分不足が原因です。
なので、赤ちゃんの便秘を予防しようと思ったら、普段から母乳やミルクをしっかり飲ませてたっぷり水分を摂らせることがまず大事です。
しかし、それでも3日、4日と赤ちゃんのウンチが出ないこともあると思います。
薬以外の便秘対策
病院を受診すれば、もちろん赤ちゃんでも飲めるお薬を処方してくれるでしょう。
しかしながら、出来ることなら赤ちゃんに薬は飲ませたくないですよね。
そこで病院で処方される便秘薬を飲む以外の便秘対策をご紹介したいと思います。
お腹をマッサージ
赤ちゃんのお腹を「の」の字を書くようにマッサージします。
なぜ「の」の字なのかと言うと、大腸の進行経路がその方向だからです。
大腸の中で滞っているウンチを出口(肛門)へ向けて流してあげるようなイメージで優しくマッサージしてあげましょう。
もちろんまだ弱い赤ちゃんのお腹を強く押さえすぎないように注意して下さい。
綿棒で肛門を刺激
綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり染み込ませて、それを使って肛門を刺激します。
まずは肛門を外から押さえるように刺激して見て下さい。外から刺激するだけでも出ることがあります。
出ない場合は、1cmほど綿棒を肛門の中へと入れて肛門を軽く広げるようなイメージでぐるぐる回すように刺激します。
刺激した途端に、溜まってたウンチが一気に出ることもあるので、タオルなど汚れてもいいものを下に敷いた状態でするようにして下さい。
もちろんあくまで優しくなでるようにです。
浣腸
どうしても出なくて心配な場合は、浣腸です。
浣腸と言えばイチジク浣腸が有名ですね。浣腸は即効性もあるし、よく効くので一つ買い置きしておけば非常に重宝します。子ども用の物もあります。
ただし浣腸に頼り過ぎると自分で排便する力が鍛えられないので、どうしても困った時だけにしましょう。1日や2日出ないからと言って連用しないように!
腸内環境を整える
マッサージや綿棒、浣腸などで、なんとか排便させることは出来ますが、それらは言うまでもなく対処療法です。ただその時、出すだけです。
慢性的に便通が悪い赤ちゃんの場合、腸内環境が整っていないという可能性も考えられます。
食べた物(赤ちゃんの場合は母乳orミルク)を消化して正常なウンチを作るには、腸内細菌のチカラが必要不可欠です。
普通、腸内にはビフィズス菌や乳酸菌など無数の菌が棲みついており、それらの細菌は、正常な便を作るお手伝いをしてくれています。いわゆる整腸作用です。
腸内環境は消化だけでなく、免疫や美容などヒトの健康において非常に重要な役割を果たします。
しかしながら、生まれる前の赤ちゃんの腸内は無菌状態です。お母さんの子宮内は無菌状態を保っているからです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、お産の際や、生まれてから母親と触れあうことで母親由来の腸内細菌を自分の腸内に取り込み、腸内環境を整えていきます。
便秘がちの赤ちゃんは、この腸内環境がしっかり整っていない可能性があります。
腸内環境を整える為に非常に有効だと言われているのが、オリゴ糖です。
オリゴ糖は母乳に含まれており、腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整える効果があります。
そのオリゴ糖を効率よく摂れるということで最近話題になっているのが、カイテキオリゴです。すさまじい勢いで売れているそうです。
雑誌「たまごクラブ」などでも紹介されたりと、非常に多くのママさんが使っている商品なので大事な赤ちゃんに飲ませるのも安心です。
オリゴ糖というのは簡単に言うとお砂糖みたいなものです。お砂糖よりも甘さもカロリーも控えめです。
赤ちゃんには、ミルクやお白湯にまぜて飲ませてあげて下さい。
もちろん赤ちゃんだけでなく、子供でも大人でも腸内環境を整えるのに役立つものなので、家族みんなで摂るようにすれば、快便家族です。朝はトイレの取り合いになるかも。(^^;)
料理の味付けやコーヒーを飲む時なんかに使えば、薬やサプリメントのようにわざわざ飲まなくても知らぬ間に摂ることが出来るので、お砂糖の代わりとしてこのカイテキオリゴを使っている人が多いようです。
一日たった84円という安さも魅力です。
赤ちゃんは自分でお話することが出来ないので、お腹が苦しくて泣いていないか?しっかり見てあげてください!